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文書/書類電子化に関する用語集

文書とは、一般的に書類・資料・図面・伝票など紙に書かれたものを指しますが、これらの紙文書をスキャナなどで電子化した文書を「電子化文書」と言います。文書のデータ化(電子化)について、知っておくと便利な用語をまとめました。

OCR

光学式文字読取装置(Optical Character Reader)の略。手書き文字や印字された文字を光学的に読みとって、形状に基づいて文字を識別後、文字データへ変換する仕組みのことです。一般的には、スキャナで読み取った画像をパソコン上で文字データに変換します。手書き文書については精度があまり良くないのですが、ワードなどで作られた活字に関しては高精度で再現できます。

その他に、表レイアウト・フォント・文字の大きさ、文字の擦れ具合、スキャニング解像度など、さまざまな要因で文字認識精度は変わってきます。

タイムスタンプ

広い意味では、「電子データに記録されている、作成・更新した日時の情報」のこと。法的証拠能力を高めるためのタイムスタンプという意味では、「電子データに対して、第三者機関が正確な日時情報を付与し、その時点での電子データの存在時刻証明と完全性証明を行なう仕組みや技術」のことになります。また、電子データにタイムスタンプを付与することで、「存在時刻」と「完全性」を証明できます。

生成時刻以前に確かに存在したことを証明する

タイムスタンプ付与時の状態を保持していることを証明する

電子署名

電子データは、痕跡を残さず簡単に改ざんしたりコピーしたりすることができ、本人性の電子署名とは、電子データに対して行なわれる電子的な署名です。電子データを特定の暗号方式と鍵でコード化することで、「本人性」と「完全性」を証明することができます。

電子データ作成者を特定する

署名がなされてから作成者を含む誰も電子データの改ざんをしていないことを証明する

ファイルフォーマット

コンピュータなどで利用するファイルの保存形式のこと。文書、音声、画像、動画などのさまざまなメディアのファイルを、特定の利用方法やアプリケーションソフトウェア上で共通に扱えるようにするための形式や規格です。

以下に、電子化した文書データで一般的に使われているファイルフォーマットをいくつか紹介します。

Adobe(アドビ)社が開発した文書フォーマットで、OCR処理した透明テキストを埋め込んで検索性を高めたり、ファイルにパスワードをかけてセキュリティを高めたりすることも可能です。

富士ゼロックス社が開発した文書フォーマットで、動きが軽いことが特長です。機能はPDF形式に似ていますが、日本のオフィスワークを考えて作られているので、日本では300万本以上販売され根強いファンが多くいます。ただし、海外ではあまり知られていないフォーマットなので、海外にファイルを送付する方にはおすすめできません。

カラー画像には対応しておらず、モノクロ画像の保存に多く使われる画像フォーマットです。圧縮率が高いので、ファイルサイズの軽減が期待できます。圧縮方式は可逆圧縮を用いており、この方法なら画像が劣化することはありません。次で説明するJPEG形式と異なり、1つのファイルに複数のページを保持する(マルチページ)機能があります。また、国際規格なのでモノクロ画像の長期保存に向いています。

カラー画像の保存によく使われる画像フォーマットです。圧縮率が任意に指定できるので、ファイルサイズの軽減と画質のバランスをとることができます。圧縮方式は非可逆圧縮で、この方法では保存をする度に画質が劣化していきます。一度画質を落とすと元に戻すことはできません。1つのJPEGファイルは画像を1つ保持するので、複数ページには対応していません。また、モノクロ画像をJPEG形式にすると、画像が荒れるのでおすすめできません。

マイクロフィルム

一般文書や設計図面などを保存するための、1/5~1/40に縮小撮影された写真フィルムのことです。投影にはマイクロフィルムリーダーという専用の機材を用いますが、印刷機能が搭載されていれば、原版と同じサイズでの印刷が可能です。

安心して任せられそうなのはどこ?
書類/文書の電子化サービス業者3選

プライバシーマークおよびISO9001認証を取得し、文書情報管理士が在籍している業者のうち、品質検査/セキュリティ管理が明確な3社をおすすめとしてピックアップしました。3社のスキャニングの品質管理体制・セキュリティ・サービス内容&価格を紹介します。

品質・スピード・セキュリティが◎
ジェイ・アイ・エム
  • 社員全員が文書情報管理士
  • 毎月最大100万枚の書類を電子化
公式HPを見る
原本も倉庫にて保管対応
雲紙舎
  • 各工程で専門スタッフを配置
  • 断裁スキャンが得意
公式HPを見る
コンサルから請負までワンストップ対応
双光エシックス
  • 品質検査スタッフが全数チェック
  • 白黒であれば1ページ9円(税不明)から対応可
公式HPを見る

【選出基準】
2023年4月14日時点、Google検索「スキャニングサービス」と調べ、表示された企業の上位30社を調査。
プライバシーマークおよびISO9001認証を取得し、文書情報管理士が在籍している業者のうち、
品質検査/セキュリティ管理が明確な3社をおすすめとしてピックアップ。
・プライバシーマークを取得
・ISO9001認証を取得
・文書情報管理士の在籍
・品質検査/セキュリティ管理が明確
【品質検査/セキュリティ管理が明確であると判断した要素】
下記の通り、公式HPで「品質管理/検査」「セキュリティ」について具体的に明記していた企業から選定しています。
◎ジェイ・アイ・エム:品質面では「工程管理システムを活用」「目視検査と画像検査ツールによる品質管理」「検査用プログラムを用いた品質検査」「品質管理部門の検査員による最終検査」など。セキュリティ面では「警備会社と連動した24時間365日稼動の入退室管理システム導入」「IC/IDカードで入退出管理」「社屋内各区画に監視用カメラ設置」「作業ログを監視」など。
◎雲紙舎:品質面では「作業開始前に専門のディレクターが工程を細かく策定」「各工程ごとに、専門スタッフ(スキャナー操作に習熟したオペレーター、検品や修正を担当するレタッチャー、校正スタッフ)を配置」など。セキュリティ面では「ネットワーク入り口にUTMを設置」「各パソコンへのセキュリティソフト」「ログ管理」「従業員への教育」「サイバーリスク保険の加入」など。
◎双光エシックス:品質面では「厳格な検査システムを導入」「品質検査スタッフが1枚ずつスキャンデータと原資料を突き合わせ、漏れ/重複の有無、画像の傾き/汚れをチェックする」など。セキュリティ面では「24時間セキュリティ監視の耐火書庫で厳重に保管する」など。

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